1年以上経過して正社員に

もともとは3ヶ月更新の一般派遣でした。紹介予定派遣ではなく、普通の派遣でした。派遣元の会社のコーディネーターさんから、過去に派遣から正社員になった実績があるといことは聞いていたので、もしかしたら私も、という期待はありました。

仕事内容は、商社での営業事務です。受発注や見積対応など、なかなか忙しい職場でした。社員数150名ほどの会社の地方の営業所で、営業所内は7名ほどの社員がいました。私は正社員の方が出産で辞められるとのことで、その方の代わりに派遣として勤務し始めました。事務員は私以外に1人正社員の方がいらっしゃいました。営業所の所長は私のことを大変気に入ってくださり、派遣開始から半年後ぐらいに、ゆくゆくは正社員にしたいという話をいただきました。ただ、本社の人事は派遣から正社員にするのは費用もかかるので、あまりいい反応をしていなかったそうです。

当時私は、正社員になってほしいという話を正式に頂いたら、請けようかどうしようか迷っていました。これまで派遣で気楽に働いていたので、正社員になるといろいろめんどくさいことが増えるかもしれないという不安もあったからです。また、もう一人の社員の方が、毎日遅くまで残業をしており、帰りが遅いようだったので、正社員になったら私もそうなるのかと思うと、迷いがありました。派遣は3ヶ月更新なので、やめたければすぐに辞められるけれど、正社員になったらそういうわけにもいかないかなと思い、迷っていました。

派遣開始から1年後ぐらいの時に、正式に正社員のお話をいただきました。提示された給与の条件がなかなかよかったので、迷いましたが請けることにしました。しかし、派遣元と会社は、かなりもめたようです。もともと紹介予定派遣ではなかったので、引き抜きのような形になったようでした。派遣元がかなりの額の紹介料を請求したようですが、会社側はその支払いをしぶり、結局派遣期間を半年伸ばすことで両者が和解したようです。

結局、派遣開始から1年半後ぐらいに正社員になりました。正社員になったことでボーナスも出るようになり、年収は1.3倍ぐらいになりました。しかし、仕事の負荷も同じくらい増えたように思います。これまで社員の方がやられていた仕事も引き継ぐようになったり、新入社員の教育などにも関わるようになりました。心配していたとおり、残業も増えてしまい、帰りの時間も遅くなりました。

これまで派遣だったので参加しなかった社員旅行にも参加するようになりました。社員旅行は、他の営業所の社員と合同で行くので、交流が増え、よかったです。また、年に1回、土曜日に会社の行事があり、東京で行われるのですが、その行事にも出席するようになりました。交通費は会社負担で、行事自体は14時頃で終わるので、終わった後に東京で遊んで帰ってこれるのは年に1度の楽しみでした。また、その行事に出席するとお小遣いがもらえるので、土曜に出勤しても元が取れてうれしかったです。

私が派遣社員から正社員になったのは、30代前半で独身でしたので、将来に不安を感じている時期でもあり、正社員になれたことは気持ち的にも安心できました。産休や育休もある会社なので、本人の希望次第で定年まで働くことができるのは正社員の一番の強みだと思います。私は正社員になってから2年後に遠方の方との結婚が決まり、通勤できる距離ではないので退社することになってしまいました。派遣であれば、契約を更新せずに終わることは簡単ですが、正社員の場合は退社するのが大変だと実感しました。派遣は派遣でいいところがあり、正社員は正社員でいいところもあるけれど、苦労もあるなと感じました。