チャンスは2度訪れない

これはもう10年以上前の話しになりますが少しでも現在派遣者員として働いている方の中に正社員として働きたいと感じている方の励みになればとの思いより実際の経験から書かせて頂きます。

まず私が派遣社員として働くようになったきっかけは当時私は高校を卒業し、専門学校へ行くつもりで就職活動をしていませんでした。そして大阪へ行きしばらくアルバイトなどをしながら生活をしておりました。専門学校に行くという思いはどこへやら気が付くと大阪の街で遊びほうけている始末、これではいけないと思い地元へ帰る事にしました。そして、正社員で働くという事に対して自信がなかったんのです、それが私が派遣社員として働き始めたきっかけでした。

業務内容は製造業のオペレーターでした、仕事はきつかったですがそれなりに楽しみながら働いていました。そこでの派遣期間は半年ほどで別の派遣先に行く事になりました。ここも少しだけ業務内容は違うものの製造業といった部分では似たような感じでした。そこでの仕事は本当にきつく通勤時、退社時の車の中でも仕事のことばかりを考えていました、そしてなにより応えたのが勤務時間の長さだったように思います。一日に14時間以上は働いていました。しかも休みは日曜日のみだったので疲れが抜ける事はなく疲労は貯まっていく一方でした。

「辞めようかなぁ」と考え始めていたそんな時に一番初めに派遣社員として働いていた会社より「うちで正社員で働かかないかと」声をかけていただいたのです。それは本当に思ってもみない出来事でした。常にもらっている給料分以上は働こうと思い働いていた事をみていて下さった方がいたようで本当に真面目に働いていて良かった。見ていていてくれる人はいるんだと実感しました。

そこからは以前派遣されていた会社の課長さんとの話し合いの上で派遣先、派遣会社双方に角がたたないようにしようという事で話しを進めて行きました。そして派遣期間を終了してからそちらに就職するという事になりました。

正社員してくださるという話しは以前も全く聞いていなかったのでその条件等も後に取締役とお会いし軽い面接のような形で説明を受けました。正社員になるための条件といったものは特別ありませんでした。それはおそらく私を採用しようと思って下さった方のお力によるものであると考えています。

待遇の変化についてですが、やはり派遣社員として働いていたころの方が時給換算すると多かったです、しかしその代わりにボーナス・福利厚生といった部分で考えてみると派遣社員の頃より、遥かにに待遇は良くなりました。

また年間の収入に関しても派遣社員として働いていた頃よりも確実にアップしていました。そして何より昇給があるので自分が頑張ればその分昇給していき、それは残業代にも響くわけでそれだけ考えてみても正社員として雇って頂いた事に感謝しています。また、中途入社にもかかわらず役職にもつかせていただき、本当に能力主義なんだなと感じました。

実際に私部署にも派遣者員で働いていた方がいましたが、私と同じように私に声をかけて下さった方から「社員にならないかと」声をかけられていましたが彼はひと月近く悩み、社員にして下さいと言った時にはもう時遅しで、残念ながら社員になることは出来ませんでした。

今現在同じような状況に置かれている方にはチャンスは2度訪れると思わない方がいいと思います。そのタイミングを逃してしまったゆえに正社員として働く事が出来ないなんてもったいないと私は感じます。いま派遣社員として働いている方も必ず見て下さっている方はいます、そのことを決し忘れることなく頑張って欲しいと思います。